マイホーム、あれもしたいこれもしたい!夢はどんどん膨らみますよね。
それでも、大富豪でもない限り、気になるのはそのコスト。
限られた資金の中でやりくりする人がほとんどの中、とにかく1円でもコストを抑えたい!そう思いますよね。
我が家もそうでした。
コストを抑える工夫について、大きな失敗もありましたし、成功したものもあります。
このように実際の経験や反省も交えて、コストを抑える工夫について書いていきたいと思います。
これから家を建てよう!という方のために、少しでも参考になれば嬉しいです。
マイホームのコストを抑える!メーカー選び・値引き・土地選び・設計・小技まで
この記事では、下記の項目に分けてコストを抑えるポイントを書いていきます。
①ハウスメーカー選び・値引き交渉
②土地選び
③設計
④小技
これらの項目についてこちらに書ききれない詳細は別記事にまとめていますので、合わせて紹介しています。
コストを抑えるポイント①:ハウスメーカー選び・値引き交渉
私たちがコスト面で一番大きな失敗だったと思うのが、住宅展示場にまず行き、1番目に入った住友林業に惚れ込んでそのまま決めてしまったことです。
一概には言えませんが、住宅メーカーによって坪単価は実際かなり違います。
しっかり同じような間取りでどのくらいの金額になる会社なのか、という目線で比較しないで決めると、コスト面ではかなりの差が出てきてしまいます。
また、次の失敗として私たちは他社と比べての値引き交渉をしませんでした。
容易に想像できますが、他の会社との比較の効果はきっと大きいです。ここ一本です!というのに比べて、そちらの他社に行ってしまうかもしれない、という危機感が違うからです。
これらの経験を踏まえて、このようなプロセスでハウスメーカー選びを進めることをおすすめします。
※2021年11月現在、新型コロナの影響がありますので、住宅展示場に関してはお住まいの地域の状況により柔軟にご対応いただければと思います。
ハウスメーカーをまだ決めていない方
タウンライフ家づくりで一括間取り・見積を入手
タウンライフ家づくりは、インスタでも大人気の、無料で複数社から間取り・見積もりをもらうことができるサービスです。
依頼は以下の手順で、3分で完了!
ハウスメーカー例はこちらです。※地域によって違います
・三井ホーム
・ダイワハウス
・積水ハウス
・セキスイハイム
・ミサワホーム
・トヨタホーム
・パナソニックホーム
・富士住建
これにより、以下の提案が受け取れます。
①間取りプラン
②費用・資金計画プラン
③土地探しプラン
①間取りプラン
希望条件をもとに、ハウスメーカーが間取りを作成してくれます。こうじゃないんだよー!が少なくなるように、希望条件はしっかり書いておくことをおすすめします。
②費用・資金計画プラン
費用・資金計画プランを作成してくれます。最初に希望の額を書いているので、ありえない提案がこないこともいいところですよね。
私たちは最初の予算がぼやぼやしていたこともあり、最初に漠然と考えていたものから1.5倍以上になりました・・・最初が大事です。
③土地探しプラン
希望の間取りを作ってもらっても、実際に建てられる土地には様々な制約があります。そこも合わせてサポートしてくれるのが嬉しいですね。
このプロセスにより、グッと家自体やコストのイメージが具体的になっていくはずです。
※タウンライフで間取りなどのオリジナルプラン・見積を入手することで、何社かをコスト込みで比較検討でき、それだけでコストを抑えられます。
また、あまり大声では言えませんが、それらの見積を他社との値引き交渉に使うこともできます。
このため、こちらのプロセスで比較・検討しておくことがトータルコストを減らすことにつながると思っています。(自分が家を建てる前に知りたかった・・・)
住宅展示場見学
住宅展示場を実際に見てみるのも必要かな、というのが個人的な意見です。
やはり間取り図面などの2Dの資料だけでは空間的なイメージが湧きにくいです。
ここが参考にできそう!というポイントも見つかるので、私たちは”設計の参考”という意味で決まった後も展示場に行くようにしていました。
値引き交渉
タウンライフを使って取得した他社での見積を使って交渉します。
私たちも、他社からの見積をもらうプロセスを実施していればもっと値引きがあったのでは…?と後悔しています・・・
ただ、家づくりで営業さんにも設計士さんにもその後ずっとお世話になるので、高圧的な態度で迫ったり、あまりにも強引な値引き交渉は個人的には控えたほうがいいかなと思います。
そっと出して、あとは向こうからの提案を待つのが吉かなと思います。(実際私たちも頼んでいないのにいくつか値引きや無料でのオプションがついてきていました。)
ハウスメーカーをすでに決めている方
値引き交渉
もしもここしかない!と決めているのであれば、そのことをしっかり伝えるのもいいと思います。
実際、私たちも他を全く検討していない状態で展示場に行き、そのまま決めてしまったので「住友林業一本で検討してくれてありがとう割引」的なものがありました(ネーミング適当ですセンスすみません….)
嘘は良くないですが、大好きなメーカーや工務店があり、他は考えていない!という方はその大好きさ・一途さをアピールしてみるのも手です。
ちなみに私たちは他を見てないのに決めていいのだろうか、と本当に悩んでいて、それを正直に言ったら割引してくれました。
ただ、他者と比べたものを見せたほうが値引きは大きかっただろうと思っているので、本当にここしかない!と思っている方には使って欲しい手です。
コストを抑えるポイント②:土地選び
先ほどのタウンライフでは、土地選びのサポートもしてくれるので土地探しの参考になります。
私たちの場合、自分たちではなくハウスメーカーに探してもらってコストを抑えられたので紹介します。
ハウスメーカーに探してもらう
私たちの場合は、住友林業で建てると決めたところ、土地探しもしてくれました。
ハウスメーカーが土地探しをしてくれることで、このような利点がありました。
・検索では出てこない土地が見つかった
・土地の価格が交渉で安くなった
・手間やストレスがなかった
・土地に合わせた間取りをすぐに提案してくれた
まず、土地自体が自分たちの検索では出てこないところを探し出してきてくれました。地域によるのだと思いますが、おそらく地元ネットワークがあるのだと思います。
これは地元で聞いた噂ですが、私たちでも見ることが出来る広告に出ている売り土地でも実際はもう買い手がついているけれど、売り側と広告を出すということで合意しているから形式上だけ出しておく、というようなこともあるようで、いい土地の争奪が激しいのがわかると思います。
また、我が家の土地は頼まずとも営業さんが交渉してくれ(ありがとうございます!!)、最終的に80万円も安く手に入れることができました。
素人の私たちでなくハウスメーカーの慣れている方が土地探しから交渉までをしてくれたのでできたことだと思います。
このように、私たちは希望を伝えてただ待っていただけだったので、手間やストレスの面でも大違いでした。
また、検討している土地があれば営業さんや設計士さんがその場ですすっと間取りを描いてくれるので、この土地ならどのような間取りの家が建つのか具体的な想像がしやすかったです。
※私たちは結果ハウスメーカーに頼んで良かったと思っていますが、時にハウスメーカーから”家にお金をかけるような土地(=土地自体が安い・広いなど)”を提案されてしまうということもあるようです。たとえ紹介された土地だとしてもハウスメーカーが保証してくれる訳ではないので、その土地が納得できるところなのか、問題はないのかは自分たちでしっかり確認する必要があります。
土地探しのプロに頼んでみる
まだハウスメーカー決まってない!けど土地探しから始めたい!という方は、土地探しのプロのサービスを使ってみるのも手です。
ただ土地を探す、というだけでなく、いい土地の見分け方や不安な点など相談に乗ってもらえるので安心です。
複数社からの提案を比較できるのもいいですね。
改良の少ない土地にする
意外と盲点なのが、購入後に土地自体の改良が必要な場合です。
実家は地盤強化をする必要があったので、結構な金額がかかりました。
あとはライフライン系を通すのにもお金がかかる場合があります。
我が家は前に家があった土地だったにもかかわらず、水道を引く工事で30万円ほど取られました・・・なぜ・・・
この辺りはよく土地売買の担当者やハウスメーカーと事前確認することをおすすめします。
コストを抑えるポイント③:設計
コストを抑えられる設計・コストがかかる設計というのがあります。
角・でっぱりを少なくする
大きくコストが変わる設計に関わる部分として、角・でっぱりの数、というのがあります。
詳細はこちらの記事で説明しています。
屋根の種類を考える
屋根もいろいろ種類があります。
一般的には切妻屋根でコストが抑えられることが多いようです。
※ハウスメーカーによっては違うこともあるので設計時に要確認です。
屋根の種類はこちらにまとめています。
必要以上に大きい・使わない部屋がある
先ほどの土地のところにも書いたように、ぶっちゃけハウスメーカーさんは広い土地に大きな家を建ててもらうほうが儲かります。
このため、土地が広ければその土地に合わせた家のサイズを提案してくると思います。
相続した土地だったり、地方にありがちだと思いますが、本当に大きな家が必要かは考えてみてもいいと思います。
あとは使わない部屋をとりあえずで作ってしまうと、ただの空間にお金と労力を使い続けることに・・・
固定資産税、空調費、掃除、その部屋の分の外壁メンテ、その他の維持費・・・・
数十年住む家なので、トータルコストがばかになりません。
我が家は客間を諦めましたが、結果的にはよかったと思っています。
規格・標準から外れるオリジナル○○
自分の使い勝手を究極まで追求したオーダーメイドキッチン、豪華な設備つきお風呂、変わったサイズ・見た目のこだわり収納・・・・
こういうオーダーメイドやグレードアップなどの標準から外れるものは、とにかく高い!
数十万単位でコストが変わることも。
設備関係で言えば、我が家はキッチン、お風呂、2回トイレは標準にして、こだわりたかった1階のトイレだけグレードを上げました。
もちろん我が家のようにこだわりたい!!という部分は集中してグレードをあげるのは賛成ですが、どこもかしこもではお財布が持ちません・・・
ちなみに直前まで粘ったけど諦めたのは、滝のように肩のところからお湯が出る豪華なお風呂です・・・
我が家のいらなかったと思う設備はこちらにまとめています。
コストを抑えるポイント④:外構・エクステリア選び
私たちは外構を住友林業緑化さんに全てお願いしましたが、こちらも本当は複数者比べることで安くなる可能性が高いです。
同じくタウンライフ系列でタウンライフリフォーム というサービスがあり、こちらで外構の一括見積もりができます。
繰り返しになりますが、絶対に比べて決めたほうが安い!見積を見て比べて決めるでも遅くないので、サクッともらっておくのがおすすめです。
コストを抑えるポイント⑤:小技
小さいけれど塵も積もれば!?な小技です。
据え付け設備ではなくて、家具で対応する
机などは据え付けにするよりも、家具にしてしまったほうがコストが抑えられる場合が多いです。
例えば我が家は書斎の机を、最終段階で据え付けから家具の机に変えました。
たったこれだけで、数万円は浮きました。
据え付けの方がスッキリしてかっこいいのですが、コストを抑えたい場合には家具での対応を考えるのも手です。
持っていけるものは持っていく(施主支給)
基本的には、新しい家具・新しい家電(エアコンなど)を進められることが多いです。
ただし、エアコン・LED電球などはすでに持っていることが多いですよね。
我が家も子供部屋のエアコン・LED電球などは持ち込みにしてコストを抑えました。
※施主支給は可能なものと可能でないものがある場合があるので、きちんと相談してみてください。私たちも包み隠さずコストを抑えたいのでこれは支給で!と伝えて対応してもらいました。
現時点でいらないものは諦める
とにかく資金的に初期費用を抑えたい!という場合には今はいらない!というものを諦めるのも一つの手です。
私たちは設計時子供がいなかったので、子供部屋のクローゼットをやめたりしてコストを抑えました。
子供部屋の記事はこちらです。
火災保険を比較検討する
意外とバカにできないのが、火災保険です。
ハウスメーカーの提案の通りにすんなり入ってしまう方が多いですが、しっかり比較することで数万円単位で得をすることも!
一括比較サイトでサクッと比較してみるのがおすすめです。
こちらのインズウェブは大手のSBIホールディングス運営で安心して使用することができるサービスです。
引越し業者を比較検討する
引越し業者も一括見積もりでコストを抑えた会社を選ぶこともできます。
こちらは言わずもがなかもしれませんが、うっかり忘れてやらないと数万円変わることも!
こちらの引越し侍というサイトで一括見積もりを依頼できます。
ちなみに経験上、一括見積もりをすると引越し業社は我先にとアポを入れてこようとします。
なぜなら、先に見積もりに来れば今ここで決めてくれたらこの値段!という交渉ができるからです。
私は大体のせられて決めてしまっていたのですが、この辺りぜひうまく交渉してみてください。
エネルギーを見直す
毎日使っていく電気・ガスの購入先なども比較検討してコストが抑えられるところに乗り換えるいい機会です。
電気会社
電気会社、変えたら安いのは分かっているけど、いろいろありすぎてどれを選んでいいか迷って決められない!という方でもエネチェンジというサービスで電気会社を比較検討することができます。
ガス会社
お住いの地域のガスがプロパンであればこちらのサイトでより安く契約できるところが見つかる可能性があります。プロパンって、とにかく高いんですよね涙
すでに100,000世帯の実績がある安心のサービスです。
エコな生活に興味がある方はこちらの記事に環境に優しい選択もまとめていますのでのぞいてみてください。
https://housebuildlab.com/house-energy
おまけ:車を売る
マイホームを建てるにあたり、都心部に引っ越す、駐車場が少なくなるので1台は手放す、などで車を売る方もいらっしゃると思います。
ローンの足しにするためにも少しでも高く売りたい!という方には、一括査定ができるサイトがあります。
マイホームのコストを抑える!メーカー選び・値引き・土地選び・設計・小技まで まとめ
マイホームのコストを抑える大小のポイントをまとめてきました。
なるべくコストを抑えて、その分をこだわりや素敵なインテリアに使えたらいいですよね。
ぜひたくさん悩んで納得のいくマイホームを手に入れてくださることを祈っています。
マイホームを手に入れるタイミングは、家族構成、しばらく住む土地が決まり、これからのライフプランが見えやすくなるタイミングでもあります。
さらに住宅ローンの返済が不安になる時期でもあるので、この機会に将来のマネープランをしっかり練るのがおすすめです。
ただ、自分であれこれプランするのは難しい、やってみたけれど漏れがないか不安、という方は手っ取り早くマネープランのプロに相談するのも手です。
これからペアローン・連帯債務で住宅ローンを組むかたも、すでにローンを組んでいるかたもファイナンシャルプランナーに無料で相談できるサービスがあります。
こちらのFP相談は大手企業であるリクルートが運営していて安心な上、面談後にミスドやゴディバのギフトチケットがもらえます。
オンラインでの面談も可能なので、今の時期でも安心して受けられるのが嬉しいですね。
私もローンを組んだあとではありましたが、相談させていただいて住宅ローンや人生のマネープランについて明確になり不安がかなり減りました。
こちらに詳しくまとめていますので、FP相談ってどうなの?という方はのぞいていただけたら嬉しいです。
【PR】タウンライフ株式会社
【PR】タウンライフ家づくり(タウンライフリフォーム)